山下研究室 NEWS/YAMASHITA LAB NEWS

京都大学 iPS細胞研究所 増殖分化機構研究部門 幹細胞分化制御学 /Laboratory of Stem Cell Differentiation,Center for iPS Cell Research and Application (CiRA),Kyoto Japan

大学院生の福島さんと升本さんが、第32回日本炎症・再生医学会ポスター賞をダブル受賞しました。

第32回日本炎症・再生医学会ポスター賞を大学院生の福島さんと升本さんがダブル受賞しました。

120題あまりあったポスターの中から5題がポスター賞に選ばれましたが、
本研究室から出した2題がともにポスター賞を受賞しました。

これを励みに、高いレベルで研究を展開できるようにしたいですね。

詳細は以下の通りです。

福島弘之

演題名
ケミカルバイオロジー的アプローチによるES細胞の効率的心筋分化誘導法の確立

内容
ヒトES/iPS細胞からの心筋細胞への分化は、未だ効率的とは言えません。

心筋細胞移植治療の実現には、効率的な心筋分化誘導法の確立が不可欠です。
低分子化合物は、生物種を超え生命現象を制御可能であること、薬剤開発のシーズになるなどの利点があります。
そこで本研究では、まずマウスES細胞を用いて、心筋細胞への分化を特異的に促進する低分子化合物の探索を試みました。
最近、我々は、免疫抑制剤サイクロスポリンA(CsA)が、マウスおよびヒト多能性幹細胞の心筋分化を促進することを明らかにしました。

しかし、本研究で同定した天然化合物由来の新規化合物は、CsAの約1500倍低濃度で作用を示し、CsAの3倍以上の強い心筋分化促進作用を示しました。

今後、この新規化合物の作用機序を明らかにすることにより、詳細な心筋分化機構の解明、さらには効率的な心筋分化誘導法の開発が期待されます。


升本英利

演題名:マウス多能性幹細胞由来心臓組織シートの心筋梗塞後リモデリング抑制効果

内容:心臓を構成するさまざまな細胞(心筋細胞・血管内皮細胞・壁細胞)を個別に分化誘導する当ラボの方と、

東京女子医大が開発した細胞シート技術を併用するという、新しいコンセプトによる心臓組織シートを作成し、ラット心筋梗塞モデルに対する移植により心機能改善効果を示すとともに、そのメカニズムの一部についても解明しました。

ES/iPS細胞を使った心臓再生治療の実現に向けて、一歩近づいたといえます。



2011.6.3-2 ポスター賞 小  2011.6.3-4 ポスター賞 小      2011.6.3-1 ポスター賞 小
 2011.6.3-3 ポスター賞 2011.6.3-5 ポスター賞 小


テーマ:再生医科学の研究生活 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2011/06/03(金) 15:54:12|
  2. 受賞
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Author:山下 潤 研究室 JUN YAMASHITA
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山下研究室では、ES細胞(胚性幹細胞:embryonic stem cells)及びiPS細胞(人工多能性幹細胞:Induced pluripotent stem cells)を用いて、心血管系の細胞分化・再生に関する研究を行っています。
 
このブログでは、山下研究室のさまざまな出来事を掲載しております。

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